前半の流れが見えた!本稽古⑭
この日の稽古では、前半を流れに沿ってひと通り通すことができました。
ここまではシーンごとに稽古しているので、シーンとシーンのつながりがなかなかイメージできなかったりするのですが、ざっくりとですが全容が見えてきました。
「嗤う伊右衛門」は、章ごとに登場人物の名前がつけられています。
必ずしもその人が地の文を読む訳ではありませんが、その人物から見た物語が語られています。
面白いのは、時系列で書かれていること。語り手は変わりますが、時間はリアルタイムで流れています。
ですから、過去に起こったこの出来事を別の登場人物はどう思っていたのか、ということが書かれているのです。
それぞれがそれぞれの真実に向けて生きている。そこが非常にダイナミックにえがかれているのが、この作品の大きな魅力です。
前半では物語の骨子が語られ、ひとつの大きな出来事がこれから起こる…というところまでになります。予定通り、順調に進んだ稽古。詳細を詰めつつ、全体像も見えてきました!
登場人物紹介は、Mido Laboでは「匠(たくみ)」とも呼ばれている鈴木幸二。演技はもちろん、モノづくりの腕も素晴らしい!
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