台本の持ち方、扱い方、歩き方…私たちのこだわり
皆さん、こんにちは!ツキニ稽古もついにラストとなりました。
思えば昨年、ツキイチ稽古から始め、今年に入ってからツキニ稽古に…。
その間いろいろなことがありましたが、今となってはあっという間。数少なくなってきた稽古を大切にしていきたいと思います。
さて、今回は私たちがこだわっていることについてお話します。
この日の稽古では、台本の持ち方、扱い方、歩き方も話題となりました。
台本を自然に持つのは意外と難しいものです。ベテランの土橋さんはさすがの風格ですね。体の正面に持ち、体の向きと共に台本も動きます。
台本が体から離れると、本を見るためのストロークが長くなりますし、一体感が薄れます。体との一体感は大切にしています。
それから台本の扱い方です。
これは作品によって異なるのですが、今回はこの台本の扱い方が演出的に大きなポイントとなります。
読んだ方が見ていて自然なところ、台本を見ない方が有効なところ…それらを各人が整理して、お客さまにとってこの作品が面白く見えるところを探します。その全体の意識の統一について、演出から話がありました。
それから歩き方。
初参加のタカヤくんの歩き方が気になると演出から話があり、ちょっと歩いてもらったところ。彼は別の舞台の稽古も並行してやっているので、そちらの影響もあるようです。
だいぶ自然になってきました!つっちーに鏡を持ってきてもらい、サノヨーに足に意識が行き過ぎないようにするポイントを教えてもらい…タカヤくんは日々進化しています。愛されてますね。
舞台上で自然に歩くのは、意外と難しいものです。素にならず、役として気持ちと動きがリンクしていると、何もしゃべっていなくてもお客さまは不安になりません。しかしちょっとでもそこに不自然さがあると、あっという間にお客さまの意識は他のところへ飛んでしまいます。
お客さまが快適にリーディングトリップできるよう、私たちは最新の注意を払います。
この日は演出が気になっているシーン、課題となっているシーンを稽古しました。
ひとつ、舞台上の構成がどうしても決められなかったシーンがあったのですが、この日ようやく「おっ、これいいね!」という構成ができあがりました!
さらにそこから、みんなで意見を出し合いやってみて決める、という私たちのやり方で、そのシーンが思っても見なかったシーンに変身!稽古していくうちに「このシーンは実はこういうシーンなんだなぁ」と気づくことはあるのですが、まさにそんなシーンとなりました。
さて、いよいよツキニ稽古が終了!いよいよ残すは集中稽古のみ。そしてどんどん本番が近づいてきます!皆さんに楽しんでいただける舞台をお届けするために、最後まで集中して臨みます!
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