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伊右衛門プロジェクト3



皆さん、こんにちは。

急に涼しくなりましたね。体調を崩されてはいませんか?


さて、伊右衛門プロジェクトの3回めの稽古がありました。

この日は他の舞台があり全員はそろいませんでしたが、予定通り前回の続きからスタートし、ラスト近くまで行きました。


今はとにかく、難解な「嗤う伊右衛門」の文体に慣れる、ということを一番のポイントとして稽古しています。


が、今回は本当に進み方が早い!役者陣はすでに動きのことまで考え始めています。また和室での稽古となったので、畳をうまく使いつつ、リアルな動きも考えながら進みます。



もちろん、まだいろいろ試している段階なのですが、すでにアイディアがたくさんでています。すでにこんなことまでできるとは、本当に楽しい!


やり取りはまだまだブラッシュアップしていきますが、それでもピンと張りつめた空気が漂います。皆さんすでに、役をかなり近いところに持ってきているのを感じます。



京極夏彦さんの「嗤う伊右衛門」は、長編小説です。今回初めてMido Laboでは長編小説を舞台化します。


長編小説を舞台化する時は、普通は舞台用に脚色します。セリフを書き換えたり、書き足したりして、セリフだけで進むように作り変えるということです。


しかしMido Laboでは、地の文をそのまま読み、原作の雰囲気を感じていただくことを大切にしています。そのため、大幅に割愛しなければなりません。


そのバランスが本当に難しいのです。地の文に書かれた京極さんの世界をご覧いただきたい…でもそのまま読んだのでは長すぎて、舞台で見ていただくのには向かないのです。



ですから役者陣は、短い地の文をとても大切に読みます。そして、動き、表情に工夫を凝らし、なんとか京極ワールドを感じていただきたいと、日々精進しています。


ご覧いただく時には、ぜひそのあたりにもご注目ください!



演出が驚くほど、稽古はとても順調に進んでいます。なんとか年内には開催日時を皆さんにご案内したいと思っておりますので、もう少々お待ちください。


このディープな世界を早くご覧いただきたい!稽古の様子も随時公開していきますので、次回をどうぞお楽しみに!

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