図書館公演・稽古1
vol.14「サファイア」の稽古中ではありますが、Mido Laboとして初の外部公演、図書館公演の稽古も並行して始まりました！
こちらの演目は浅田次郎氏の「うたかた」。1年前の3月、vol.12「優しい植物」が初演でした。この時はダブルキャストで行なったんですよね。面白い試みでした。
取り壊しが決まった古い団地に住む70代の房子の人生を振り返ったこの作品は、お客さまの満足度がとても高く、演出（菊池敏弘）も「いつか再演したい」とずっと言っていた作品です。
1月に顔合わせがありましたが、本格的な稽古は、この日が初めて。最初に演出から作品について少し話があり、早速稽古に突入しました！
まず最初に登場するのがこの2人。定年間近の先輩刑事と、若い刑事。
若い刑事を演じるキンくん（金純樹）は前回、team PINKに出演してくれました。
若々しく、繊細でビビッドな刑事役が好評でしたね。さすがに一度やっているだけあって、このシーンのセリフは、ほぼ問題なく入ってました！
そして先輩刑事を演じるのは、コメックス（米千晴）。前回のこの公演では照明をやってくれましたが、今回は満を持しての出演です！
コメディに出演することが多いコメックスのシリアスな演技に、注目してください(^^)
今日はラストシーンまでざっとあたりたい、と言っていた演出ですが、いざ稽古が始まると、初日にもかかわらずかなりクオリティを追求していました。
でも力のあるふたりなので、早速、雰囲気をつかんでくれた様子です。
そして、房子登場。前回team GREENで房子を演じた私（松井みどり）が務めさせていただきます。
この作品は、個人的にはやり残した感がある作品でした。もう一度、房子さんを演じるチャンスをいただけたので、そのあたりを追求していきたいと思っています。
で、今回はキンくん刑事と松井房子になります。
この組み合わせ、稽古では一緒にやったこともありましたが、本番では違うチームだったので共演はしてないんです。新しいセットでできるのも楽しいですね～。
そして、房子の子供たち。息子の秀樹はコウちゃん（一戸康太郎）で、娘の美智子はターキー（石上貴子）。
このおふたりは、図書館公演でコラボするA STEPさんという朗読団体の所属。こちらの作品にも出ていただくので、まさにコラボ公演ですね！
思い返せば、この作品でターキーは初めてMido Laboに出演してくれたんでした。その時はteam PINKでは房子を、team GREENでは美智子をやってもらいました。
今回は美智子役。一度やっているので、やはり落ち着きがありますね～。
コウちゃんは、今回が初参加。忙しいところ、だいぶ無理を言って参加してもらいました。本当にありがたいです。
この笑顔で、きっと可愛い秀樹をやってくれるはず！楽しみです。
おふたりは普段は「朗読」をやっているので、地の文が読まれている時の時間をどう使うか、演出から早速アドバイスがありました。
こういうところは、完全に芝居です。初参加のコウちゃんは、若い時に少し芝居の経験もあるということで、積極的に動いてくれました。
そして演出。今回は房子の夫役で、ガッツリ出演します！
セリフや動きを覚えなくてはいけないので、かなり大変そうですが、誰よりも稽古や映像を見ているので、かなり体には入っているようでした。
しかし自分が出演するということは、そのシーンを見ることができないということ…(^^;;
そこで、ターキーが動画を撮ってくれ、それを見て確認しながら稽古を進めました。
もうひとり大変な人、コメックス！
彼は冒頭に出演した後、今回は音響をやってくれるのです！
動線はうまく確保できそうでしたが、音を出すiPadが指で動かず、ピンチ！演出がやってもうまくいかず、大変なことに…。一応、次回からはスタイラスペンを使うことにしましたが、一抹の不安が(^^;;
とにもかくにも稽古は進み、結局すべてあたることはできませんでしたが、どうしてもやっておきたいところはクリアできました！
今回は照明が使えないため、本公演の時とは少し演出自体が変わるところもあるのですが、心配したほどおかしなことにならなそうで、ひと安心。
稽古数は少ないですが、それぞれが集中して自主稽古にあたります。
ご覧になりたい方は、板橋区立志村図書館に直接お電話でご予約をしていただくことになります。まもなく定員に達するとのことなので、ご希望の方はお早めにお願いいたします(^^)
板橋区立志村図書館 03-5994-3021
