人でなしの恋 5
この日の稽古の最後に、こんなシーンができるとは…きっと誰も想像もしてなかったと思います。
はい、この日も良い稽古ができました。
まずは、いつも通り台本の修正から。よりコンパクトに、劇的になったように思います。
また元に戻すこともあるので、フリクションペン、大活躍(^^;;
そして前回の返し。中盤のポイントになる部分なので、演出(菊池敏弘)も慎重です。
動く方がいいのか、動かない方がいいのか…この選択がセンス。
とりあえずこんな感じで…という動きができたところで、その先へ。ここがクライマックス!というところに、いよいよ踏みこみました!
この作品の、ある意味もっとも重要なシーン。演出のディレクションにも力が入ります。
私は…寝てるわけじゃありません、たまたまこの瞬間そうだったってだけですってば(^^;;
いやー、それにしてもこのシーン、難しい!
地の文とセリフと動きが三位一体となってうねります!これぞリーディングトリップ・シアターって感じですかね。演出は「良く考えましたね~(こんな大変なことを)!」と、みんなに言われていました(^^;;
いや、ちょっとこれ面白い。正確には、たぶんちゃんとできれば面白いと思うんだけど、今のところやる方は必死!段取りを追うだけでも大変です。
みんな、自分の台本に動きとセリフを書き入れて整理してますが、ゲンゲン(斉藤厳)は「いや~」を繰り返し、ヒマさえあれば動きの確認をしていました。
私(松井みどり)も必死。どうしたらこう見えるか…みたいなことも考えつつ、最も効果的な動きを計算していきます。まずはそこから。段取りですよ、段取り。
私の動きをやりながら、演出が無意識にゲンゲンの頭をなでなでして、大笑いしている様子(^^;;私もなでなでしてみましたが、じょりじょりしてて、触り心地良かった~♪
まぁ、こうやってこのシーンを作っている間、ターキー(石上貴子)は…写真がないのですが、「私こういう人無理だわ~」という表情で、ずっとゲンゲンのことを見ていました(^^)
それだけゲンゲンが迫真の演技だってことですな。
なんと、この日の稽古は4時間ずーっとこのシーンでした!こういうことも、珍しいですね。それだけ大切なシーンだということ。なかなかここまでのMido Laboにはない作品になりそうです!
ここを越えれば、あとは大体決まっているということなので、次回の稽古の最後には、荒通しができそう。っていうか、できるように整理しなければ~(^^;;