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天城越え 3


この日の稽古は私(松井みどり)が仕事で遅刻。1時間くらい遅れて合流しました。 まずやっていたのは前回の動きの確認。ニヤさん(醍醐二夜)が浴衣を持ってきてくれたので、彼女の動きの確認をしました。

ニヤさんは本当に熱心な方で、役についていろいろ研究してくれます。衣装なんかも早めに決めてくれるので、こちらも助かります。 着物は着慣れている方なのですが、やはり役の動きを研究してくれていました。めっちゃ色っぽいです!

ひと通り確認したところで、懸案の中盤の動きへ。ここがね〜もう、本当に難しい!難しいというのは、作品の文章や世界観をなるべく残しながら、舞台として面白く作っていくのが難しいのです。 本を読んでいただけば、それはもう完璧に理解していただけるわけですよ。素晴らしい作家さんの作品ですから、当然です。 でも私たちは、それを立体化することで、また違う本の楽しみ方をがある、と信じています。一度読んで内容を知っている本でも、リーディングトリップ・シアターで観たら、ひとりで読むのとはまた違った面白さを感じてもらえる…そんな舞台を作りたいのです。

そのためにはどうしたらいいのか。そこを常に考えながら、稽古しています。

Mido Laboでは演出(菊池敏弘)だけでなく、役者陣もアイディアを積極的に出して、一緒に作品を作っていきます。 つっちー(土橋建太)は、そこも楽しんでくれる役者さん。いつも斬新なアイディアをたくさん出してくれます。

とにかくたくさん出してくれるので、選択肢が広がるんですよね〜。演出も頼りにしています。実際、つっちーの意見をもとにして作られたシーンも結構あるんですよ。

ゲンゲン(斉藤厳)は、積極的に意見を出す、というタイプではありませんが、こうしてみよう、という提案に対しては「わかりました!」と、実に素直に、提案者の意図を最大限汲んで表現してくれます。 耳がいいんですね〜。どんな無理難題でもパッと具体化できるのは、素晴らしいです。

今回は演出も結構出演することになり、自分でも実際にやってみながら考えています。

さぁ、Mido Laboは天城山を越えられるのか⁉︎ここからが正念場です!

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