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天城越え 1


先日、「人でなしの恋」の稽古がスタートしましたが、「天城越え」の稽古も始まりました。

今回は2つのチームに分かれてのスタート。両方に出る人もいますし、片方のみの人もいます。天城チームの方が、ちょっと人が多いですね。

稽古初めは、こちらのチームも台本の直しから。前回お話しましたが、舞台として表現するには、この台本直しの作業がとても大切です。こちらはそんなに大きく変わったわけではありませんが、やはりぐっとわかりやすくなりました。

そして、直した台本を通して読みました。話がわかりやすくなっているか、つながっているかを確認しながら、時間も計ります。

つっちー(土橋建太)のとなりにニヤさん(醍醐二夜)がいる率、高し。人が少ないからですかね(^^;;

ゲンゲン(斉藤厳)とコメックス(米千晴)。この2人も、前回隣りだった気が…。早くも居場所が決まったのでしょうか?

稽古場に寄りますが、意外とみんな決まったところに座ります。誰が言うわけでもないんですけどね、不思議です。

そしてこちらも、早速、立っての稽古が始まりました。

「天城越え」は、作品の中に使われている言葉が難しいんですよね。原作をご存知の方はおわかりでしょうけど、特に中盤、耳で聴いただけではなかなかわかりづらい表現が出てきます。

そういう場合は、残念ながら割愛させていただいたり、許される範囲内で書き替えたりするのですが、私たちはなるべく本文を残す方向で、まずは考えます。やはり使われる言葉には、時代背景や作者の世界観などが色濃く反映されているので、その雰囲気をなるべく残したいのです。

そういう時のポイントは、役者の動き、というか演技です。このまま行くのは難しいかなぁという場面でも、役者が立って動いてくれると、ぐっと言葉が頭に入って来ることが多いです。人って情報ソースが増えると、ちゃんと理解できるようになるんですね。

この日の稽古では、試しに動いてみましょう、という感じだったのですが、すでに自分の役について深く考えてきてくれている人が多く、新しい動きが出るわ出るわ…。

演出(菊池敏弘)も、自分で考えてきたことと、役者さんからもらった動きを組み合わせて、楽しそうに演出していました。

終わってみれば、なんと3分の1近くまで進むことができました!もちろん確定ではなく、まずは…という動きではありますが、進み方としてはとても速いです。

こちらのチームは、次回の稽古までは少し時間が空きますが、その間にまたそれぞれが役を深めてきてくれるでしょう。それを見せてもらうのが、楽しみです。

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