top of page

vol.12稽古㉒


この日の稽古は「サボテンの花」。まずは、秋山徹役のサノヨー(佐野陽一)とけんちゃん(入澤建)の衣装決めでした。

ゲンゲン(斉藤厳)に、衣装にどうかと持って来てもらった服を着るけんちゃん。写真ではわかりませんが、ミニーちゃんが付いてます(^^)

採用にはなりませんでしたが、けんちゃん、気に入ったらしく、ずっと着てました。

さて衣装合わせですが、前回、徹のキャラクターに合う服をけんちゃんは全く持っていないということがわかったので、この日はサノヨーにいろいろ持ってきてもらいました。

すると、あっという間に決定!もちろん、サノヨーの方も決定。もうひと役の宮崎教師の方も決まったみたいで、これで衣装はほぼ全員決定しました。衣装が決まると、ホッとするんですよね~。

稽古は、前回のダメ出し、というか、前回の通しを見て演出(菊池敏弘)が気になったところをひとつひとつ修正していく、という方法で進みました。

最初の方はつっちー(土橋建太)、演出、私(松井みどり)の子供たち3人と、権藤教頭役のゲンゲン、秋山徹役のけんちゃんの位置関係を確認。

どうやったら場面が成立するか、見ていて状況が思い浮かぶか、ということを考えながら、みんなで意見を出し合います。

ここで、つっちーの名言が!

「魔法にかかれよ!」

リーディングトリップ・シアターでは、リアルな動きと象徴的な動きが混在します。その整理がつかずに悩んでいたけんちゃんに、ひと言。

そう!普通のお芝居ではないので、どこかで魔法にかかったようにスパッと動きの軸を変えることがとても大切。それをまさに端的に言い表したつっちーの名言!俺様的セリフですが、つっちーが言うとそうは聞こえなかったなぁ~。いや、お見事でした!

同じシーンをサノヨーもやってみます。けんちゃんは大先輩であるサノヨーから、たくさんのものを学んでいる様子。サノヨーがやるのを見たがります。

早速取り入れてうまく流れるようになったシーンも。これは、ダブルキャストならではですね。

後半では、キンくん(金純樹)演じる父兄にも注文が。ある意味、キンくんとしてはすごいチャレンジをしてもらっています。

「本番までには、持ってきます」と言っていたキンくん。これは期待ですね~。何かやってくれるのが楽しみです!

ラストに近いシーンでは、ゲンゲンの動きと地の文がうまくリンクしないところが問題に。みんなで意見を出し合います。

何回もテストを繰り返し、ポロッと出た意見を採用してみたら…お、行けそう?これで次回の通しはやってみましょう、というところまで、なんとか持っていくことができました!

今日は通すことはできませんでしたが、演出が確認したかったところは、ほぼ確認してちゃんと決めることができました。こうやって確認と通しを繰り返して作品は作られていきます。

残された時間はわずかですが、みんな、時間を有効に使ってがんばっています。この日は稽古に来られなかったちみちおさん(竹内道郎)はお店でサノヨーと稽古してくれてますし、ターキー(石上貴子)は、別の朗読会の稽古の合間をぬって、衣装を探してくれていました!

あと少し、全員で粘ります!

​過去の公演
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page