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vol.12稽古㉑


今日の稽古報告は、この2人から。つっちー(土橋建太)とけんちゃん(入澤建)。

つっちーは独特のファッションセンスを持っています。着てくるTシャツ、セーターはいつも注目の的。若い子たちからは「それ、どこで買ったんですか?」と、いろんな意味を含めて聞かれています。つっちーの独自性、私は好きですけどね(^^)

でも、つっちーが来ていたアーガイルっぽいセーターをけんちゃんが着てみたところ…あら、おしゃれ。

けんちゃん「これ、ください」

つっちー「お前、この前あげた服着てるとこ、見たことないぞ!」

本当に仲のいい二人です。

さて、今日の稽古は「うたかた」。まず演出(菊池敏弘)から、前回通した時のダメ出しがありました。

動きの変更、読み方へのリクエストが中心。あまり大量にはありませんでしたが、ひとつひとつがとても大切なポイントでした。気持ちの運び方、見せ方は、役者個人が工夫してこなければいけません。そのヒントになるような指摘。いつもながら、前向きなダメ出しでした。

続いて、動きで確認しておきたいところを返しました。今日の稽古はteam GREEN中心。私(松井みどり)とサノヨー(佐野陽一)でまず確認。

続いてteam PINKのターキー(石上貴子)とキンくん(金純樹)。この2人の組合わせ、現場ではターキンとも呼ばれています(^^)

本当に微妙な部分の確認なのですが、繊細な作品なので、そういうところにもたっぷり時間を使います。

そして、早めにteam GREENの通しをやりました。

なにせサノヨーは、ほとんど2月に入ってからしか稽古していないので、時間的には大きなハンデがあります。でも、そこを感じさせないサノヨーは、さすが!

きちんと作ってからは初めての通し。でもまだそれぞれが試してくれている状況です。私も事前に演出から言われていたことを試してみました。

房子の息子・秀樹役のゲンゲン(斉藤厳)と娘・美智子役のターキー。私の後ろでお芝居をしているので、私は見えないのが残念!team PINKでは私が美智子を演じるので、この2人のやり取りを後で確認して、参考にさせてもらっています。

通し中、ものすご~く気を遣っているのに、自動カメラに写りこんでしまうつっちー。ごめんね、つっちー。でも私、この写真お気に入りなのでアップしちゃいました(^^;;

今日は面白いところばっかり書いてしまったつっちーですが、相変わらず演出の良きアドバイザーとして、Mido Laboを一緒に作ってくれています。

無事に通しは終了。休憩後、ダメ出しがありました。

メインは房子と刑事の居方。房子は最終的には夫とともに死出の旅路へと赴くのですが、どこまでリアルにそこを出していくか。今後は、夫との最後の会話もきちんと聞かせながらバランスを取っていく…という作業になります。

刑事は、物語の語り手として大きな役割を担います。その佇まい、読みが作品の色を決める、といっても言い過ぎではないでしょう。刑事はダブルキャスト。金くんとサノヨーの個性をどううまくそこに乗せられるか。

その上でリーディングトリップ・シアターでは地の文を物語の流れに沿って、ある時は刑事、ある時は房子、ある時は他の誰か、と自然に読み分けて欲しいと思っています。そこが普通のお芝居で役を演じるのとは、大きく違うところです。

それぞれの個性を大切にしながら、お客さまに集中して観ていただけるような読みを、最後まで追求していきます。

さて、残りの稽古が少なくなってきましたが、その後は体調を崩す人もなく、順調に稽古スケジュールをこなしています。

本番まであと1週間!粘ります!

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