vol.12稽古⑰＆ハーフウェイ飲み会
いきなり飲み会の写真！(^^;;
この日は我が家でハーフウェイ飲み会がありました。Mido Laboでは恒例になりつつありますが、稽古半ばでの決起集会です。
とても楽しい時間でしたが、まずはそこに至るまでの稽古について。
この日は昼間の稽古。いつもとは違う部屋での稽古だったので、ちょっと戸惑いもありましたが、わらわらと準備をしました。
しかし、サノヨー（佐野陽一）はまだ写真を撮られ慣れていないのか、よく見るとわりとカメラ目線ですね(^^;;
この日は「うたかた」の稽古。昼間の稽古なので、ちみちおさん（竹内道郎）が来てくれました！
まずはキンくん（金純樹）と一緒のteam PINKの稽古。いつも一緒に仕事をしているこの2人。仕事をしながらセリフ合わせをしているので、息はバッチリです。
続いて同じシーンをteam GREENのサノヨーと。この2人は初顔合わせです。
同じセリフでも、やっぱり人が違えば間やテンポが違います。そのあたりのところを、時間の許す限り、何度も稽古しました。
途中、演出（菊池敏弘）からのリクエストでいろいろなバージョンを試しましたが、あまりにサノヨーが面白くて、思わずちみちおさんが噴き出してしまうシーンも！
つっちー（土橋建太）のアイディアで、違う演出も試してみました。それも面白かったのですが、うまくいかない点もあってその場で決めることはできず、演出預かりに。
話の最初にいろいろな情報を与える大切なシーン。ちみちおさんのお店で稽古しようか、という話も出ていました。どんな関係性を作ってくれるのか、とても楽しみです。
続いて、前回の続き。演出がなかなか上手くできない…と悩んでいたシーンに、もう一度トライしました。
まずはteam GREENの夫役のつっちーと房子役の私（松井みどり）から。主に2人のセリフのやり取りをどんな風に行なうかを、何度もテストしました。
セリフのやり取りをする時、普通のお芝居のように向かい合ってやり取りをすると、舞台上で行われていることを、お客さまは外から見ているような状況になります。
一方リーディングトリップ・シアターでは、お客さまに物語の中に入っていただき、登場人物の隣りで話を聞いているように脳内で変換していただきたいのです。
そのために、役者が前を向いてセリフを言う前芝居が多くなる、という話は以前書きましたが、今回このシーンでは、どうも前芝居だと違和感がある、ということで、いろいろなパターンを試してみました。
そしてついに「ある方法」でやってみると、おっ、いいんじゃない？という演出のリアクション。
役者の方は慣れるまでちょっと混乱しますが、見ている方は気にならないし、面白いとのこと。ようやく演出は手ごたえを感じることができたようです。
だいぶ稽古が残り少なくなってくる中で、同じシーンに2日間かける、ということにはなりましたが、このシーンはひとつの肝になるシーン。じっくり作れて、良かったと思っています。
もうひとつ、演出が頭を悩ませているシーンがあるのですが…それは次回！
続いてteam PINKの房子役・ターキー（石上貴子）とつっちーバージョン。
ターキーはこのシーン、team GREENでは房子の娘・美智子役として出演もしているので、なかなか私がやっていることを見ることができません。後ろで演じながらチェックしているので、大変です。
先ほどの「ある方法」でやることになったシーンは、見ているのとやるのでは感覚がちょっと違います。
ターキーは必ずteam GREENの稽古を録画して、次回の稽古に備えてくれています。今回はここで時間切れになってしまったので、またその動画を見て確認してきてもらうことになりました。
このシーンまでは両チーム、なんとか進みました。来週末にはどちらの作品も通す！と演出は明言しているので、とにかくなるべく先に進みます！
ということで、稽古後、ハーフウェイ飲み会を決行しました！ちみちおさんはお店があるので参加できず残念！他のメンバーは全員参加してくれました。
もうハーフは過ぎているのですが、今回はサノヨーの登場を待っての開催。みんな良く飲み、よく食べてくれました。そして、よくしゃべった！何度も爆笑トークがありました～。
でも、ちゃんと作品の話や、稽古の話、作品作りの話もできて、それぞれの想いをひとつにすることができたかなと思います。
こんな素敵な仲間と作品を作ることができる喜びを、心から感じています。
本番まであと少しですが、最後までより面白いものを皆さまにお届けするべく、みんなで精進いたします！
