vol.12稽古①
皆さま、メリークリスマス!街がきれいになってすっかり師走の雰囲気ですが、そんな中vol.12の稽古が、いよいよ始まりました!この光景、毎度のことなんですが、ここに来ると「また始まったなぁ」という新鮮な気持ちになりますね。
この日は、演出が気になっている「うたかた」の稽古。
この作品は、地の文を誰が読むかということが、特にとても大きな意味を持ちます。そのため、地の文を読む人をいろいろ変えながら、何度も稽古を行いました。
演出も、地の文読みに参加!今回は演出の菊池敏弘も出演するため、自分をどう使うかということも考えなければいけません。
vol.3以来、久し振りに出演するので楽しい!と言いながらも、演出の立場でどこまで参加できるのか、そして作品としてどこを自分が担当したらレベルアップするのかなど、時折「う~ん…」と唸りながら考えていました。
Mido Laboでは「リーディングトリップ・シアター」という舞台を作っています。どういうものかというと、「地の文とセリフで物語を立ち上がらせる舞台」のこと。ですから、地の文を誰がどう読むかは、本当に大切なことなのです。なので、何度も何度も、本当に繊細に、入念にチェックしました。
この日はつっちー(土橋建太)が本役、地の文、代役と、フルに活躍してくれました。やっぱりこの人が前に出ると、雰囲気が変わります。
そしてターキー(石上貴子)。普段は純然たる朗読劇をやっているターキーは、たぶん人生初立ち稽古だったのでは?果敢にチャレンジしていました。
けんちゃん(入澤建)はお腹が空いているのか、休憩時間には差し入れを盗むように持っていってました。別に、普通に食べていいんだけどね(^^;;
そしてゲンゲン(斉藤厳)。この人も本役、代役で活躍してくれました。なぜかすみっこで本読み…?この人の集中力はすごいです。
…という感じで稽古は進んだのですが、稽古終了まであと1時間くらい、というところで演出から「とりあえず、1回通してみましょうか」の声!
はいっ?稽古初日ですけど…?
Mido Laboでは前代未聞でしたが、初日にいきなり立ちで通しました。やっぱり通して見ないとわからないことがあるんですね。まぁ、わかるのですが…。
いきなりの通しにも動じることなくやってしまうキャストのみんなが、本当に心強かったです。演出もいろいろ収穫があったらしく、満足していました。
さ~て、いよいよここから始まります。年内の稽古はあと1回。最終的な配役は、その稽古が終わった後になる予定です。Mido Laboでは初めて、ということが多い今回。さてさて、どんな風に進んでいくんでしょうかね(^^)