Mido Labo ミラクル~プロジェクター編2
前回はプロジェクター編1として、プロジェクターで流す映像を作ってくれた、佐藤貴也くんの話を書きました。このプロジェクターに関しては、もうひとつミラクルがあったのです。
それは…オペレーションについて。
今回は「かばん屋の相続」の照明は演出がやっていました。「ささのは さらさら」は「かばん屋」では出演していた金純樹くんがやってくれました。このプロジェクターの映像は当初、照明をやる二人が兼務でオペレーションすることになっていました。
私はその辺のことがよくわからないのですが、どうやら同時に動かすことがなければできるらしいのです。照明の方を調整して、オペレーションがかぶらないようにすることになっていました。
でも、いざ照明プランを考えると、やはり兼務は難しいのでは…ということになりまして(^^;;ご想像がつくかもしれませんが、またもこの段階ですでに本番1週間前…。
さすがにこのタイミングでオペレーションをやってくれる人、しかもお芝居に合わせて映像をだすので、理想的にはお芝居をやっている人、そして私たちが差し上げられる些少のお礼で引き受けてくださる人…な~んて、そう簡単に見つかるはずがありません。
う~ん、映像を作ってもらったはいいけど、出せないなんて…。
頭を悩ませていた時、はたと気づいたことがありました。ちょうど本番1週間前、Mido Labo メンバーである入澤建くんが、純粋なお芝居としては初舞台を踏むことになっており、演出とともに観に行くことになっていたんですね。
こちらが入澤建くん。前回までは出演してくれていました。彼にはスタッフワークもお願いしたことがあるので、けんちゃんに手伝ってもらえないだろうか…という案がにわかに浮上。
で、ふたりでお芝居を観に行って、終わって面会。
「いや~、熱いお芝居だったね~!」
「ありがとうございます!」
「学生あるあるだよね!面白かったよ!」
「ありがとうございます!」
「…で、来週末だけどさ、スケジュール空いてない?」
「は?」
「いや、実はね…」
けんちゃん、さぞや驚いたことでしょう。まさかこのタイミングで手伝ってほしいと言われるなんて。でもけんちゃん、ふたつ返事で引き受けてくれました!よかった!
本番ではまたいろいろ事件はあったものの(^^;;プロジェクターのオペレーションをしっかり担当してくれました。ありがとう、けんちゃん!
こうやって振り返ってみると、ひとつのことに気付きます。
要するに、いろいろ決めるのが遅いから大変なんじゃん!ということ(^^;;(^^;;
ま、そうなんですけどね。確かに。でも、演出をかばうわけじゃありませんが、実際作ってみないと分からない部分ってあるんですよね。いろいろやってみて、やっぱりこうしたい、ってなることは珍しいことじゃありません。
でもまぁ、それにしても、こんなにいろいろあると、もうちょっとなんとかしようとは思っています。一応プロデューサーも兼ねているわけなので、私も次回はなるべく早い段階でいろいろな準備ができるよう、努力したいと思います。
それにしても、うちらの回りには素敵な人がたくさんいるんだなぁと、改めて思いましたよ。皆さんあってのMido Laboです。本当に、ありがとう!