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Mido Labo ミラクル~プロジェクター編1


ずいぶん時間が空いてしまいましたが、もう少しvol.11を振り返りたいと思いますので、お付き合いいただけたらと思います。

さて、前回、前々回は舞台で使用した椅子に関するミラクルについて書きましたが、今回はもうひとつミラクルがありました。

それはプロジェクター使用に関してです。

プロジェクターはvol.10でも使用しました。

その時はこんな感じ。壁の角に投影したのはわざとです。今回は「使うかもね~」という話は演出としていましたが、これまた本番2週間前くらいになって「やっぱり使いたい」ということになりました…。

今回は「かばん屋」の難しい金融用語と「ささのは」の短冊をプロジェクターで投影したい、ということでした。金融用語は横書きで大丈夫ですが、短冊はやっぱり縦書きですよね。vol.10で使用した時には演出が自分で映像を作っていたため、今回もそうなるのかと思っていたのですが、縦書きで映像を作るのは難しいらしいんですね。いや、正確にはそうでもないのかもしれませんが、演出が使えるソフトで縦書きの映像を作ることはできないということだったのです。

じゃ、誰かに頼まなきゃ!そんなことができる人で、今から対応してくれる人で、さらに私たちがお支払いする些少のお礼でやってくれそうな人…そんな奇特な方、そうは見つかりません。

稽古が終って中野で演出、つっちー(土橋建太)と飲みながらそんな話をしていた時…

「貴也は?」

とつっちーが言い出しました。vol.10の時に音響を担当する人が急遽NGになった時、本番数日前にオファーしたにも関わらず快諾してくれた、佐藤貴也くん。

もうひとつ私が関わっている「家族草子」という朗読ユニットに出演している役者さんですが、いろんな才能を持ってるので、クリエイターとして会社のHPを作る仕事もしています。

「貴也だったら、映像製作もできそうじゃない?」

…こんな乱暴な発想から、その場でつっちーがLINEで連絡。すると!なんとvol.10の時のように「いいよ~」という軽~い返事が!やった!!神!!!

その頃とても忙しかった貴也くんですが、たった1回の打ち合わせで素敵な映像を作ってくれました~。

さて、当日ご来場いただいたお客さまの中にはこの写真を見て「ん?なんか違う気がする…」と思われた方もいるかもしれません。実はこの写真は本番前のゲネプロの時の写真なのです。もうギリギリにお願いしたので、出来あがったのは本番の数日前。しかも、プロジェクターのチェックは当日小屋入りしてからじゃないとできません。

このゲネで確認したところ、位置は完璧でした!出演者とかぶらないところにきっちり。しかも写真ではわからないのですが、この短冊が微妙に風で揺れているような効果もつけてくれました。

ただ…サイズが少し小さい。こればっかりは実際に投影してみないとわかりません。ということで、初日はこのままこの映像を投影し、初日終了後、無理を承知で所要で東京を離れている貴也くんに連絡。今から修正できるかどうか打診したところ「了解で~す」という返事が!またも神、降臨!!後で聞いたら夜、寝落ちするまで作業して、翌朝起きてからまた作業をしてくれ、本番2日めの朝9時頃に、新しい映像を送ってくれました!

そのおかげで、翌日はもっと大きな短冊に大きな字で書かれた短冊を投影することができたのでした…。

「かばん屋」でもプロジェクターは使用しましたが、一瞬しか出ないので、残念ながら写真に収めることができませんでした。これは物理的に難しいので仕方がありません。もう少したったら映像をご覧いただけると思うので、その時にご確認ください。

今回はプロジェクターの映像製作のミラクルについて書きました。もう本当に、佐藤貴也くんなくてしてはプロジェクターを使用することができなかったので、心底感謝しています。いつも助っ人として完璧な仕事をしてくれる貴也くん、本当にありがとう!

さらにこのプロジェクター使用に関しては、もうひとつミラクルがあったのです。こちらは長くなりましたので、また次回お伝えしますね(^^)

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