「かばん屋」稽古7日め
「かばん屋」稽古7日め。ほっしー、良い表情。作品ごとに分かれた稽古があと少しとなり、それぞれに集中して稽古をしています。
こちらの作品はたくさん人が出てきますが、それぞれが個性的。そこをはっきり出すことで、ある意味、とても鮮やかな作品になるのではないかと思っています。
さて、今日の稽古ですが、「かばん屋」は前回、全員そろっていなかったのですが無理矢理通しました。そのダメ出しがメールで送られているので、そのシーンの確認から。
今回は地の文をたくさん読むゲンゲンに、つっちーがアドバイス。つっちーの自由な体での読みは、どんな風に考えてのことなのかを説明していました。
タツヤくんは一度セリフを憶えようとしていました。この作品は本を持っているので、別に覚えなければいけないわけではないのですが、「読む」というより気持ちでセリフを言ったり、ここは目線を本に下げずに言ってほしいというところがあったりするので、いったんある程度覚えてもらうことがあります。
まぁ、でもなかなか100%覚えられず、こんな表情に(^^;;
自然に本を見ながらセリフを言うって、意外と難しいんですよね。タツヤくん、最初に比べたらセリフ回しも動きも、とても良くなってきました!これからさらに上げていきます!
ダメ出しの確認をしながら、出はけに変更が出たので、その確認も。
1ヶ所、2パターンあってどちらがいいか演出がめちゃくちゃ迷ったところがありました。じゃ、ゲンゲンに決めてもらおう!…と言ったら、この表情。
現場の雰囲気が一気になごみました!ゲンゲン、ムードメーカーでもあるんです(^^)
結局、どちらにするかは保留に。もう少し他のシーンをやってから考えることになりました。
休憩中の自主稽古。劇中、リアルでは向き合って話しているシーンで、前を向いてセリフを言うことがあります。それぞれの表情がはっきり見えるので、テレビドラマのアップのようなものです。よく、前芝居と言われます。
こちらが、その前芝居をしているところ。
でも、そうするとお互いの表情がリアルには見えないので、こうやって実際に向き合ってセリフ言い合う稽古をするのです。相手がどんな表情でセリフを言っているのかを確認しておいて、実際の舞台ではそれをイメージしながらリアクションをすることになります。
普通の芝居でもこういうシーンはありますが、朗読やリーディングではとても多いんですよね。当日の表情は当然見えないので、役者は全身で相手を感じようとします。こういう舞台は、演じる側のイメージ力も問われます。
この日は音楽のチェックもしながらの稽古でした。
若い信金マンと元大手銀行員との対決シーン。このあたりの動きはキンくんが全部考えて、全て演出に採用されました。音楽が入ると、また雰囲気が変わります。
そんなこんなで、あっという間に稽古終了。この日は確認作業が多くなりました。時間になって外に出てからも思わず稽古(^^;;さて、「かばん屋」単体としては、次がラストの稽古です!