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「ささのは」稽古5日め


「ささのは」稽古5日め。お盆休み中ですが、全く関係なく稽古は続いています。

さて、この日はまず最初に、冒頭からの動きを確認。シーンの最初にどこにいて、どう動いて、どこに座るのか…というようなことをざっと確認しました。

それから、まだ当たっていなかったラストシーンの動きをつけました。どんな風に終わるのかはとても大切。演出もかなり頭を悩ませていましたが、とりあえずラストまでいきました。

ということで、「ささのは」も荒通しスタート!

こちらのチームは松井以外は本を離して舞台に立ちます。ということは、暗記が必要。この日群を抜いて目立ったのはこの方!

ニヤさん(醍醐)です!

主人公・ミチコのお母さん役ですが、一番長ゼリフが多いんですよね。でも、ほぼ完ぺきに覚えてきてました!すごい!

通しが終ってから共演者に「どうやって覚えるんですか?」と訊かれていましたよ~。

リーディングトリップ・シアターは、地の文とセリフで物語を立体化するので、特に「読む」ということにこだわった舞台ではありません。「読む」ことを軽視しているのではなく、表現の幅を広げてみようと思っているのです。

だからこんな風に覚えて、本を持たずにセリフを言う、ということもあります。

しかしお芝居ではないので、地の文の部分が必ずあります。そうすると、役者はその間どのような体でいるか、ということを自分で作らなければなりません。

さらにセリフの間に地の文が入ったりするので、ある程度地の文も覚えないと、スムーズなやり取りができないのです。

そんな、とても難しいことにみんなチャレンジしてくれています。

右がお父さん役のほっしー(星野)で、左が近藤さん役のつっちー(土橋)。この二人、実際に掛け合うことはないのですが、イメージの中ではいろんなことをしてくれます。

中央のタツヤくん(村上)は、子ども度合に磨きをかけています。なんてったって、この身長で小学生ですからね(^^;;そういうところもリーディングトリップ・シアターのおもしろいところ。

近藤さんとミチコのシーン。ミチコ役の松井は高校生ですからね(^^;;(^^;;

でも、改めて思いましたが、大人が子どもを演じる場合、年齢はあまり関係ない気がしました。要は、子どもの特徴をつかんで演じられればいいのではないかと。

今それが出来ているかと言われるとわかりませんが、そういうところも普通のお芝居と違うところ。トリッパー(お客さま)の皆さまには、演じる私たちを見ながら、自然に頭の中で子どもに変換して観ていただきたいのです。自然にね。

そうしていただけるよう、私たちはさらに稽古を重ねていきます。

「ささのは」の荒通しも無事に終了!まだアラアラですが、一度流れたことは収穫でした!

特に松井は、こちらの話の地の文をすべて読むので、流れを体感できたのは大きかったです。シーンごとの稽古だと、つながりが分からなくなってしまいがちなので。

「かばん屋」に比べ、「ささのは」は本を持たないというチャレンジをしている分、遅れ気味ですが、毎回いい稽古が出来ています。ここからさらに上げていきます!

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