伊東喜兵衛と西田尾扇の関係は、
人間が古くから形成してきた「力関係の上下」という、
とてもわかりやすい関係です。
医者である尾扇は岩の主治医でしたが、
あることがきっかけで
伊東喜兵衛に目をつけられます。
そして取り込まれ、喜兵衛の言うことなら
なんでも聞くようになるのです。
小者という立ち位置は今の世にも通づるもの。
尾扇のしたことの是非はここには書きませんが、
どの視点から見るかで見え方が変わります。
しかしできるなら、医者という人間には
あるポイントにおいて人格者であってほしいと
思ってしまうのは、甘い見方でしょうか。
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Mido Labo vol.19
「嗤う伊右衛門2024」
2024.10.2~6@サンモールスタジオ
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