西田尾扇は町医者。岩の疱瘡(ほうそう)を治療した、彼女の主治医でもありました。そこから伊東喜兵衛と繋がっていきます。
長いものには巻かれ、権力者に擦り寄る太鼓持ち。しかし言うことは言いたい。ある意味とても人間臭い尾扇が選んだ生きる方向に、多くの人々が巻き込まれていきます。
利倉屋(とくらや)茂介は梅の実父。大きな薬種問屋の主人ですが、不本意な形で手放すことになってしまった娘の行く末を、ひたすらに案じていました。
この茂介が物語の根本に大きく関わっていたことは、本人はもちろん、周りの人間も知らずに物語は進んでいきます…。
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Mido Labo vol.19
「嗤う伊右衛門2024」
2024.10.2~6@サンモールスタジオ
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