「嗤う伊右衛門」は登場人物の名前で章立てされています。その章は、その人物の目線で見た現状が書かれています。
物語はほぼ時系列で流れていくのですが、視点が違うと全く別の話になります。さらにその人物が見た状況なので、実際には違っていることもあります。
さらに本人自身が自分の気持ちに気づかずに話しているところもあるので、書かれたことが全て本当だと思って読んでいると、後で???となることもあるのです。
もちろん舞台を見ただけでわかるようになっていますが、配信でじっくり見ていただくと、この複雑な人間模様をかなり読み解くことができます。
が、最後はやはり原作を読んでいただきたい!京極さんの言葉のひとつひとつに惑わされないように読むのも、またひとつの楽しみです。
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Mido Labo vol.19
「嗤う伊右衛門2024」
2024.10.2~6@サンモールスタジオ
*詳細はプロフィール欄から!19
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