後半の通し・本稽古⑯

この日はまず、物語のクライマックスシーンの稽古から始まりました。

このシーンはほとんどの登場人物が登場します。その出はけの整理と、どう見せたら面白いのかを検証しました。

また時代物なので当然といえば当然かもしれませんが、やはり殺陣シーンがあるのです。

そこをMido Laboとしてどう見せるか…大きなチャレンジです。

殺陣シーンでは、伊東喜兵衛役のスズコー(鈴木幸二)が大活躍してくれました。

彼は日常的に殺陣の稽古をしていて、すべてにおいて詳しいのです!

シーンに合いそうな動きをつけてもらいました。つっちー(土橋建太)、動画に撮っています。

過去に様々な難しいシーンを舞台化してきたMido Laboですが、殺陣シーンはものすごくハードルが高いです。普通に考えたら、リアルに切り結ばなければそう見えません。

そこをお客さまの想像力を信じて、どうやって表現したらそのように脳内で変換していただけるか…全員で知恵を絞りました。

三人寄れば文殊の知恵と言いますが、やはりみんなで考えると早いですね。

皆さん百戦錬磨の役者さんばかりなので、過去の経験からいろいろな方法を編み出してくれました。本当にありがたいです…。

ふたを開けてみれば、予定していたより速いペースでこのシーンを作ることができ、予定通り、後半をワンシーンずつ稽古することができました。

シーンごとに止めながらではありますが、全体の流れがわかるので面白いですね~。出はけもだいぶ整理されてきました。いよいよ次回は初通しです!

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