伊右衛門プロジェクト2

皆さん、こんにちは!

ご無沙汰しております。

まだまだ暑い毎日ですが、いかがお過ごしでしょう?

さて、2021伊右衛門プロジェクトですが、先日第2回の稽古がありました。

今回は今のところ決まっている全ての役者陣が揃いました!場所も広めのところになり、まだ立ち稽古まではいきませんが、出演者が前に出て読みました。

今回も本当に素晴らしい役者さんたちが集まってくれました!

まだ2回目ですが、すでに自分の役について深く考えてくれています。

この「嗤う伊右衛門」は、とても面白いのですが、書かれていることをどう解釈するか、難しいところもあります。

例えば、人は自分でそうと意識していない気持ち、自分ではまだ気づいていない気持ちを持っていることがあります。

そういう時に「実は〇〇はこういう気持ちだった」と地の文で説明されるあることもあるのですが、この作品はあくまで登場人物が思ったことだけしか書かれていません。

ですから、自分で理解していない気持ちから起こった行動については、観ている側も戸惑いますが、登場人物自身も戸惑うのです。

そして何も説明しないまま話が進み、話が進んでからそこに気づいた別の登場人物の言葉で真相を知る…これがこの作品の大きな魅力ですが、同時に演じ手の私たちにとっては、どう表現したらうまくお客さまに物語をお渡しできるのか…考えどころです。

この日はところどころ止めながら、役者がどう考えているか、演出がどう考えているかを丁寧にすり合わせながら進めました。しばらくは月1のペースで稽古を進めます。

それにしても、いきなり5〜6回稽古したような段階からのスタート!あまりに役者陣が出してくるものが素晴らしいので、演出は「プレッシャーを感じる…」と言っていました。

今回の稽古は全体の3分の2ほどのところまで進みました。次はこの続きから。いや〜本当にどこまで行けるのか、楽しみです!

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